健康のためなら、死ねる

黄昏が綴る、日々の雑記

うつ病で休職して2ヶ月と10日で、初めて、いい兆しを感じた

今日の内容は、本当に単なる日記だ。

うつ病で休職している人の、ただの日記。

 

休職期間が2ヶ月と10日経った。

状態は一進一退で、調子の悪い時の方が目立つが

今日、実は割といい調子だったかもしれない。

 

午前中は、やはり調子がよくなかったのだが

いつものように、午前中はやはり身体の状態が良くない。

眠気も酷く、家族が外出してからすぐに寝込んでしまった。

 

朝、外に出た際に眠気を堪えてここで外に出たまま過ごせばどうかとか

一瞬考えたものの、眠気が強烈なので耐えきれずに横になる。

 

先週、妻子が旅行に行く際に飛行場まで車に乗せた際に、

午前中頑張って起きていたのだけど、あの時も、結局耐えきれずに

送った後にコンビニの駐車場に車を停めて小一時間寝たので、

外に出たままだとしても同じようになる可能性はある。

 

通勤していた頃だと、これほど眠気はなかったのだがなぁと不思議には思うけれど、

事実身体が動かないのだから仕方がない。

 

(一応、眠気、と書いているけど、実際の感じ方だと寝ているのに無理矢理起きているような感覚で

単に家族の朝時間に合わせているだけのようなもの)

 

これまでになかった兆し

とはいえ、心の奥底では、「午前中に眠過ぎて寝ているおっさんなんて、異常だろう」というのはある。

これを改善しなければ、復職はままならない。

 

なので、横になる際には可能な限り短い時間で、かつ、身体と頭が動くように…と考えながら。

今日は本来ならば週の始まりである月曜日だし、4月も10日目になる。

そろそろ少しでもいいから前向きな要素が欲しい!と思いつつ身体を横たえた。

 

その後、起きたのは10時38分だった。

布団にくるまったまま、モゾモゾしながら、各種ニュースをざっとチェック。

何とかいけそうだったので11時に布団から出る。

 

熱いお茶が飲みたくなった。

職場から引き上げてきた私物箱から緑茶のティーパックをとり、お茶を淹れる。

(お湯を注ぐだけなので淹れるという程のものでもないが)

 

二度寝しても11時には起きることができたこと、お茶を飲みたいと思えたこと。

これは休職以来初めてのことだった。

…お茶をゆっくり飲みながら、外を見ると春の穏やかな天気。

「もしかして、少し、ダメージが回復しているんじゃないか?」と何となく感じた。

 

ただ、昼前に起きて、自分でお茶を淹れてでも飲みたいと思っただけのことで

それのどこがいいことなのか、と言われれば、全くもってその通り。何も良くはない。

 

だけど、半ば無理矢理のように休職することになって以来2ヶ月ちょっとが経過してきた中で、

根拠もなく「前向きな要素では?」と感じられたことが、初めてかもしれない。

 

午後は妻の用事に付き合う、夕食を作るなど

午後は仕事から戻ってきた妻の用事に付き合い、何箇所かを訪れる。

私は特に用事がないので運転手さん。ドライブみたいなものだ。

これが、1日に1回は外に出ることにも繋がるので、ちょっと億劫だけど、付き合う。

 

途中、スポーツショップに立ち寄った際には、自転車やウェア、靴などを斜め見しながら

「どうせ休職中はやりたいこともないのだから、小銭貯めて自転車でも買うか」など、考えたりした。

実際にそうするかは別として、何かをやってみるかという気になるというのも、最近では珍しくて、

そう考えたことが嬉しかった。

 

食材の余りを消化するために、晩御飯にはカレーを提案し、私が作った。

カレーなら、私でも作れるし、休職していて負担をかけているから、できることくらいはやろうと。

 

アフター5は(今の私にはアフターでも何でもない、ただの5だが)妻子のTV、ゲームの音が混じり、

さすがにうるさかったので、イヤホンをつけて音楽を聴きながらカレー鍋を混ぜていた。

酒は今日も飲んでいない…

 

20時30分過ぎた頃に、少し気持ちが落ち着かなくなり、薬が切れてきたのかなという感じがした。

週末に押し入れの掃除などをやっていたため、可燃ゴミが45L袋で5袋たまっていたので、ゴミ出しをして

寝る準備をして、今ここ、だ。

 

根拠や理屈はいい、前向きに捉えられたことが嬉しい

今の私は、うつ病心身症適応障害、などで休職していることになる。

いい事よりも悪いことの方が多く感じられる。

それは状況を考えれば当然そうならざるを得ない。

 

職場という戦場最前線で、壊れた傷病兵だ。

 

だけど、今日1日は、そういえば、仕事のことや職場でのことなどを思い返すことがなかった。

あいつが嫌だ、こんな辛いことがあった、みたいなことをそういえば考えなかったんだ。

 

お茶を飲むだの、外出している時に何かをやろうかなと考えたりだのという、どうでもいいことばかりだが

どれもこれも、全て最近ない感覚で。

はっきり言って、確かさは何もないんだけど、ただ、いい感じ?に自分が捉えていたこと、

そのいい感じっぽさが寝るちょっと前まで続いていたことだけで、嬉しかった1日だった。

 

何もしていない、何も改善はしていない、状況は変わってはいない。

だけど、自分が自分のことや周囲のことを、前向きに捉えているっぽい感じになっていたことだけで

今は十分じゃないかなって思っている。

 

こんなこと書きながら、明日(を待つまでもなく今夜これからだったりするかも)からも

まだまだ、かなりの波があるのだろう。

このまま超順調に回復する!というのは難しい話だというのは何となく想像がつく。

どうせまた自己否定や希死念慮にしばらくやられたりもする。

 

そういうのも全部まとめて、とにかく今日はいい兆しが見えたような気がした1日だったということは

私の中では事実なので、明記しておく。