恐らくは、もう使うことも無いであろう、ガラケー。
ただの思い出話でなんの役にも立たないけれど、記録として、残しておく。(以下カッコ内は私の使用年)
infobar(2003-2005)
ケータイは既に一部ではネット接続をするものとして重宝されはじめていたが、まだまだ電話機としての役割の方が大きかった。
仕事関係のお付き合いの兼ね合いで、他キャリアの端末を使うのははばかられる雰囲気はあったのでau端末を選んだ。
この頃はau design projectというシリーズの端末がリリースされていて、どれもガラケーとしては斬新なデザインと質感の端末が魅力だった。
ガジェットオタクの俺的には、これ以外に触手が動かなかったというのもある。
既にinfobarは旧世代の端末ではあったが、折り畳み式ではない端末で最もビジュアルに優れていたため、こちらを入手した。
まだ今ほどガジェットが一般的になる前のことだったので、仕事中に客先でよく「なんですかその斬新なケータイは」と声をかけられた。
通話料がものすごく大きくとも割引が利くプランで運用していた。
月額で18,000円程は使っていたと記憶している。
記憶をさかのぼると、2年程使用していたということになる。意外と使用期間は短い。
neon(2006-2011)
infobarがかなりぼろぼろになってきたため、機種変更をすることになった。
ショップを訪問した当日同時刻、まさにそのタイミングでの新機種発表。
完全に一目ぼれ。
毎日使っても全く飽きないデザインと質感。
今ではさほど珍しくもないが、フラットな面に浮かび上がるLED表示。
記録をご覧の通り、6年間にわたりこだわって使っていた銘品。
内外装交換を2回やっていた。他の端末を使うつもりも全くなかった。
それくらい、電話機として完成されていたと今でも思う。
旧端末の電波が使えなくなる際(2012年7月22日 - 周波数帯の再編により、サービス終了、ならびに利用不可)に、やむを得ず乗り換えることになった。
このモデルは、ニューヨークの近代美術館に永久保管されている。
x-ray(2015-2019)
製造型番はTSX06。これも東芝製。
au design projectシリーズの後継にあたる、iidaブランドの第8弾製品。
neonほどのインパクトはなかったが、LED表示のかっこよさで導入。
neonからの機種変で直ぐに乗り換えたわけではなくて、スマホを1回挟んでいる(IS03)。
2015年にbiglobeのポケットwifiでネット接続をするようになったため、これに併せて音声通話専用の端末が必要になった。
この前の機種変更時に買えなかったx-rayに白羽の矢を立てて、状態の良いものを調達。
格安の音声通話プランで使用していた。
この頃は格安SIMが出始めた頃で、安価なキャリアのSIMをうまく使うことで通信費を落とすというのが私の周りでも流行していた。
このため、電話だけをガラケーに移して格安SIMでネット接続をさせる体制がしばらく続いた。
キャリア変更後からポケットWIFIを使わなくなったこと、x-rayが数年間の使用で痛みが酷くなってきたことから使用をやめた。日本時間を確認するためだけの目的で(置時計として使用)オランダまで持って行ったのはいい思い出。
今思えばスマホにアプリでも入れていけばよかっただけなのに…ガラケー最後の仕事と思って持って行ったんだよね確か。
2022年3月31日auキャリアにおける3Gサービスの完全終了・停波により、当機種は全て使用不可となる
※番外編 Sony CLIE PEG-NX73V
2002年から2011年頃までずっと使っていたPDA端末。
主に電話帳とスケジュール管理、メモに使用。まさにPDA。
特に2002年~2005年頃までは個別案件が多くてスケジュール管理を外出先でも常時行う必要があったのでガジェットオタクとしての自己満足以上に使える道具として第一線級の主力兵器だった。
昔からの付き合いの人の中でもいまだに、この端末のイメージがあるという人もいる。
PDAにしては非常に珍しいガンメタリックの仕上げがかっこよくて、わざわざこれを選んで購入した。
第一線を退いた後は音楽プレイヤーとしてたまに使ったりしていた。
意外なことに、音はすごくパワーを感じさせてくれた印象。
今でも手放したのを本当に惜しく思っていて、もしきれいな個体を見つけたらまた手許に置きたいなと思っている。