4月下旬から、妻の学習用ワゴンが導入されたり、無印良品で必要なものをいくつか買い揃えた結果、住まいが劇的にきれいに片付いてきた。
妻は随分前から自分のデスクスペースでは学習をせず、リビングでやっている。
リビングテーブルの方が天板のスペースが段違いに広いこと、
今使用しているのがMicrosoftのSarfacePro3なので、場所を選ばないことなどが大きいようだ。
息子の学習机は別室にあるが、息子はお勉強をする際に学習机を必ずしも使わない
(というか、ほとんど使わない)。
多動の特性があるからか、一旦勉強をするとなれば、どこででもやる。
学習机は事実上「自分のスペースである」というアイコンにしかなっていない。
(それはそれで大事なことなので尊重している)
一方の私はどうだろうか。
実はここ半年近く、自分のデスクに座ることはほとんどなかった。
仕事のこと等で全く余裕がなく、机上は事実上の物置と化していた。
そして、使う端末といえばノートPC、タブレット、スマホなので、
何も「机に座らなければならない」とは限らなかった。
デスクトップPCを使わなければならないような作業をする余力がもはやない、という状態にあった。
片付けが急速に進んだ結果、室内の随所が整理整頓されてきた。
それに伴って、リビングテーブルの上に今まで常に存在していた「謎ゾーン」が無くなった。
(「謎ゾーン」とは、小学校からのプリントやTVのリモコン、ポスティングチラシなどがゴチャっと寄せられた家庭内の吹き溜まりのような場所)
収納スペース内の徹底整理や不用品の処分などにより、状況が非常に良くなったのだ。
手前味噌だが、休職期間中で私がいわば「専業主夫」のポジションで、
毎日何かしら手を入れられるのは大きいのだろう。
妻との会話で「正直、専業主婦だったら家事もある程度上手く進むよな」って話をしているくらい。
こうして、我が家の中がどこもここも再開発された結果、
2023年4月30日に妻より「家庭内フリーアドレス制宣言」が発令されたのである。
家庭内フリーアドレス制の弊害
実は私的にはちょっと困ったことも1つだけ発生する。
「家庭内フリーアドレス制宣言」は、ガジェットの小型化・省エネ化を前提としている。
このため、従来、定期的に(かつ衝動的に)導入していたATXフルサイズのPCを設置できないことになる。
休職期間中にガジェット関連の環境面については一旦きちんと整理したいと考えていた。
が、休職以降、構想もまとまらぬままに次々とガジェットを買い漁っていたので、
その中にはATXフルサイズのものを準備するつもり?のものも大量に所持していた。
「家庭内フリーアドレス制宣言」に従うと、ATXフルサイズのPCなんて、絶対に許されない。
そのため、妻に事情を話し、実はまだ環境面の構想が定まっていない話も相談した。
元ゲーマー(私より重度のゲーム中毒者だった)で、ジサカー(自作PCを作る人)でもあった彼女は次のように述べた。
「ATXフルサイズでPCを組みたい気持ちはわかる。が、既にガジェットは全て小型化しているし、電気代を抑えるために20Wで契約をしていることもある。ATXフルサイズってことは、またZ800のようなワークステーションを作るつもりだろうからそれは今の住まいではやめてもらいたい」というアンサーを得た。
目的のあるものを、環境に合わせて導入する
普通、一般的にはハードウェア、ガジェットの購入は「それを使って便利になる」「それを使って作業が効率化する」などの目的があってのことだろう。
仕事面で何かと難しかった半年近く、デスクには座らなかった事実。
M2 Macbook AirとVAIO Zでほとんどの作業はどうにかなってしまう事実。
男がロマンを感じる、大艦巨砲主義的なマシンはもう無くても生きていけるのだ。
既に今使っているデスクトップ機はmini-itxサイズだ。
どうしてもデスクトップ機だと言うのなら、macminiやthinkcentreなどでも大抵のことはできてしまう。
買いたいならば、またいつでも買える。
一旦、家庭内フリーアドレス制が定着するまで、バカでかいPCは飼わない(買わない、の誤字ではない)ことにするよ。